長野県立美術館インクルーシブ・プロジェクトは、美術館がだれでも安心してアートと出会える場所になることを目指すプロジェクトです。だれもが美術館を訪れ、障がいの有無を超えて、アートを体験できるようなさまざまなプログラムを年間を通して開催しています。
初めて訪れる方へ美術館体験のきっかけをつくる『場をひらくプログラム』、視覚による作品鑑賞を中心としてきた美術館での体験を問い直す『感覚をひらくプログラム』があり、サポートする・される関係ではなく、多様な方が出会い、いろいろな感覚をつかいながら作品と出会うことで鑑賞のあり方を考え、作品の新たな魅力を発見するとともに、美術館が垣根のないコミュニケーションの場として機能する新たな可能性を模索していきます。
インクルーシブ・プロジェクト
「場をひらく」
美術館体験のきっかけをつくる「場をひらくプログラム」。
初めての訪れる方や美術館に行きづらいと感じる方がより安心して楽しめるように、さまざまなプログラムを開催します。
障がいのある方のための特別鑑賞日
障がいのある方も安心して美術館に訪れることができるよう、休館日に開館し、展覧会を鑑賞していただく特別鑑賞日を開催します。
ベビーカーツアー
小さなお子さまを連れた方も安心して展覧会をご覧いただけます。学芸員の解説を聞きながら作品鑑賞を楽しむことができます。
ギャラリートーク
本館コレクション展、東山魁夷館では、担当学芸員によるギャラリートークをおこないます。美術館に初めて訪れる方でも、コレクションをより深く知ることができます。一部の企画展では手話付の関連イベントを実施します。
トークフリーデー
小さなお子さまや、ご友人と一緒に、作品の感想を話しながら気軽に鑑賞を楽しむことができる1日です。 ※ただし、通常開館日のお客様同士の会話を制限するものではありません。
「感覚をひらく」
視覚による作品鑑賞を中心としてきた美術館での体験を問い直す「感覚をひらくプログラム」。
しゃべったり、触れたり、聞いたり。「みる」こと以外の感覚をつかって鑑賞をより楽しむためのさまざまなプログラムを開催します。
アートラボ
本館2階にある、視覚に限定しないさまざまな感覚をつかった作品鑑賞ができる展示室です。触れて楽しむアート、いつもとは違う作品鑑賞をお楽しみください。
感覚で楽しむ鑑賞会
作品を鑑賞した時、他の人がどう感じでいるのか、気になったことはありませんか?障がいの有無に関わらず、多様な背景を持つ人が集まり、言葉を交わしながら鑑賞するイベントです。新しい感覚を見つけてみましょう。
ひらくツール
だれでも美術館を楽しんでほしい。
そんな思いから、2021年の開館に合わせて5種類の「ひらくツール」を開発しました。年齢や国籍、障がいの有無に関わらず、アートを思いっきり楽しむためのツールをご用意しています。