インクルーシブ・プロジェクト

ひらくツール

だれでも美術館を楽しんでほしい。
そんな思いから、2021年の開館に合わせて「ひらくツール」を開発しました。

美術館の各施設や機能について見たり触れたりして楽しむ館内設置型の触地図「ふれる小さな長野県立美術館」や、作品や技法にちなんだ素材にふれて楽しむ「ふれるアートカード」、美術館建築に使用された素材を組み合わせた「たてものキューブ」。視覚に障がいのある方を対象に館内で貸し出し等をおこなう「美術館ガイド《拡大文字版》《点字版》」や、障がいのある方とそうでない方が一緒に作品鑑賞を楽しむための点字作品ガイド「ふれるコレクション」などをご用意しています。

館内でのワークショップ、特別学校への出張講座、目の見えない人たちの来館時サポートツールとして活用していきます。ツールの館内利用についてや、ツールを使用した特別学校への出張講座についてはお問い合わせください。

美術館内のバリアフリー設備についてはこちらをご覧ください。

ふれる小さな長野県立美術館

触れたり、なでたりして楽しむためにつくられた本館の触地図です。
本館1階、交流スペース前に常設され、カラフルな色や素材を使って、館内の設備や機能、おすすめスポ ットを紹介しています。
展示室に入る前の準備運動として、いろいろな発見やいろいろな感じ方を体験してみてください。該当する場所ごとにマップキーが設置され、素材とマップキーに触れることで現在地や目的地がわかるようになっています。
目の見えない人も、地図を読めるように点字もついています。

[ふれる小さな長野県立美術館制作協力] 金工:角居康宏/石彫:冨長敦也/点訳点字シール:日本点字図書館/UV印刷点字プレート:まどか株式会社/グラフィックデザイン:大岡寛典事務所

ふれるアートカード

16 種類のさまざまな形や素材のパーツにふれて楽しむアートカードです。
触った感触から受けたイメージについて話したり、または作品から感じる触感を探すなど、触ることで刺激される感性を鑑賞に結びつけたり、感覚の変化を楽しむためのアートカードです。
オノマトペカードもセットになっていて、「ふわふわ」「どきどき」など、感覚をヒントにカードを選んで楽しむこともできます。
目の見えない人も、触覚で楽しめるようにオノマトペカードには点字がついています。

[ふれるアートカード制作協力] 岩絵の具・胡粉:矢島史織/木彫:林耕史/銅板・油絵:青山由貴枝/グラフィックデザイン(オノマトペカード):大岡寛典事務所

たてものキューブ

美術館の建物にはいろいろな素材が使用されています。
ひとつひとつの素材には意味や理由があり、私たちをアートの世界へ導いてくれます。「たてものキューブ」は、美術館の壁や床などの素材を小さなキューブにした手で美術館を楽しむツールです。
大きさは 6.5cm×6.5cm で、手のひらにすっぽり収まります。9つのキューブをつかって、素材の質感や温度、重さなどの違いを楽しみながら美術館体験をはじめてみませんか。

美術館ガイド《拡大文字版》《点字版》

美術館の歴史や館内マップなど、美術館について紹介するパンフレットです。
視覚に障がいのある来館者のために、《拡大文字版》《点字版》をご用意しています。
館内のインフォメーションに設置していますので、ご利用を希望される方はお気軽にお声がけください。

[美術館ガイド制作協力] UVシルク印刷(表紙):田中産業株式会社/点字印刷:日本点字図書館

ふれるコレクション

コレクションの中から代表作を選び、目の見えない人と見える人が対話を通して一緒に作品鑑賞を楽しむツールです。
右頁に触図で表現した作品があり、左頁に作品の写真があります。中央の頁には、作品を描写する文章が、墨字と点字で書かれています。
 2021 年度は、下記 5 点を作成しました。

  • 菱田春草 《羅浮仙》1901 年頃
  • 林 倭衛 《出獄の日の O 氏》1919 年
  • 横井弘三 《浅間山風景》1949 年
  • 松井康成 《練上玻璃光壺「白露」》1997 年
  • 臼井文平 《ウッドストックの国吉家》1934 年

[ふれるコレクション制作協力] 作図:勝又七海・齋藤名穂/印刷・UVシルク印刷:田中産業株式会社

長野県立美術館 インクルーシブ・プロジェクト
計画/制作期間 2020 年 2 月~2021 年 3 月

企画・デザイン 齋藤名穂(UNI DESIGN)
制作 ヨシダ宣伝株式会社
写真 大倉英揮(黒目写真館)
企画 長野県立美術館

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