アートラボ2022 第Ⅳ期 ひらくツール ふれるはなすあるく 齋藤名穂×長野県立美術館
アートラボ
開催期間2023年2月4日(土)~ 2023年5月9日(火)
長野県立美術館本館2階の「アートラボ」は、視覚以外の感覚も使った鑑賞が可能な「ラボラトリー(実験室)」となることを目指しています。2022年度第Ⅳ期展覧会では、長野県立美術館リニューアルの際に制作された「ひらくツール」と、そのデザインを担当したデザイナー齋藤名穂を紹介します。
「障がいのある方とない方が一緒に鑑賞するため」のデザインを研究・制作している齋藤は、「ふれる小さな長野県立美術館」や「たてものキューブ」「ふれるアートカード」など、視覚以外のさまざまな感覚をつかって、楽しむためのツールを開発しました。
触れて、見て、感じて、アートラボで自分の感覚を再発見し、それをだれかと共有する鑑賞の楽しさに出会ってみませんか。
展示作品
・長野県立美術館ひらくツール(デザイン:齋藤名穂)
《たてものキューブ》、《ふれるコレクション》、《ふれるアートカード》
※《ふれる小さな長野県立美術館》は本館1階交流スペース前に常設展示中
齋藤名穂 略歴
建築家、デザイナー。UNI DESIGN主宰。ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)空間デザイン修士課程修了。建築の空間や場所を、見えない方と一緒に把握するための「さわる地図」を制作している。単なる触地図ではなく、使われている素材や形の触感をだれかと楽しむためのコミュニケーションツールとして、東京都庭園美術館のウェルカムルームのための「さわる小さな庭園美術館」や東京国立博物館の「東京国立博物館本館のさわる地図」などを制作。
そのほか「建築空間を、五感や個人の空間の記憶を頼りにデザインする」をテーマに美術館での展覧会空間設計を担当。最近の主な仕事に「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展、「世界を変える美しい本 タラ・ブックスの挑戦」展(Eurekaと共同設計)、「アーノルド・ローベル展」など。
ふれる作品鑑賞方法のご案内
〇荷物やアクセサリーの作品との接触を防ぐため、鑑賞する際は何も身に付けていない状態でお願いいたします。
・大きな荷物は、事前に館内1階のロッカーまたはアートラボ受付へ預けてください。
・特に指輪やブレスレット、ネックレスなどのアクセサリー類は、事前に外したうえで作品に触れてください。
・ビニール手袋をご用意しております。ご希望の方はアートラボ受付へお声がけください。
・触れて鑑賞する作品の性質上、過度な力を加えると壊れてしまいます。やさしく触れてください。
感染症対策のためのアートラボ入室方法のご案内
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、下記についてご理解ご協力をお願いいたします。
〇アートラボでは、入室制限をおこなっております。(一度に入室できる人数は最大6名程度まで)
・混雑状況により、入室をお待ちいただく場合があります。鑑賞をご希望の方は、2階アートラボ受付にてご確認ください。
※事前の入室予約は受け付けておりません。時間に余裕をもってお越しください。
※新型コロナウイルス感染症予防のため、当日37.5度以上の熱がある場合や体調が優れない場合の作品鑑賞はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染症等、諸般の事情により、展覧会開催延期や休止となる場合があります。