アートラボ2024第Ⅲ期 ひらくツール ふれるはなすあるく 齋藤名穂×長野県立美術館
アートラボ
開催期間2024年11月2日(土)~ 2025年1月19日(日)
長野県立美術館本館2階の「アートラボ」は、視覚以外の感覚も使った鑑賞が可能な「ラボラトリー(実験室)」となることを目指しています。2024年度第Ⅲ期展覧会では、長野県立美術館リニューアルの際(2021年)に制作された「ひらくツール」と、そのデザインを担当したデザイナー齋藤名穂を紹介します。
「障がいのある方とない方が一緒に鑑賞するため」のデザインを研究・制作している齋藤は、「ふれる小さな長野県立美術館」や「たてものキューブ」「ふれるアートカード」など、視覚以外のさまざまな感覚をつかって、楽しむためのツールを開発しました。
触れて、見て、感じて、アートラボで自分の感覚を再発見し、それをだれかと共有する鑑賞の楽しさに出会ってみませんか。
展示作品について(予定)
・長野県立美術館ひらくツール(デザイン:齋藤名穂)
《たてものキューブ》、《ふれるコレクション》、《ふれるアートカード》など
※《ふれる小さな長野県立美術館》は本館1階交流スペース前に常設展示中
齋藤名穂 略歴
建築家、デザイナー。UNI DESIGN主宰。ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)空間デザイン修士課程修了。建築の空間や場所を、見えない方と一緒に把握するための「さわる地図」を制作している。単なる触地図ではなく、使われている素材や形の触感をだれかと楽しむためのコミュニケーションツールとして、東京都庭園美術館のウェルカムルームのための「さわる小さな庭園美術館」や東京国立博物館の「東京国立博物館本館のさわる地図」などを制作。
そのほか「建築空間を、五感や個人の空間の記憶を頼りにデザインする」をテーマに美術館での展覧会空間設計を担当。最近の主な仕事に「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展、「世界を変える美しい本 タラ・ブックスの挑戦」展(Eurekaと共同設計)、「アーノルド・ローベル展」など。
ふれる作品鑑賞方法のご案内
〇 作品保護のため、荷物やアクセサリーを外した状態での鑑賞をお願いしております。
・事前にアートラボ受付または館内1階のロッカーへ、荷物を預けてからご入場ください。
・入場前は、アートラボ受付にて手指の汚れを落としていただくようお願いします。
・ふれて鑑賞する作品の性質上、過度な力を加えると壊れてしまいます。やさしく大切に触ってください。
・作品との接触を防ぐため、混雑状況により入場をお待ちいただく場合があります。