【延期】公開制作vol.2:ワークショップ「文読むスクリーン―《往復朗読》からつくる映像」
ワークショップ
開催期間
2022年8月6日(土)
~ 2022年8月7日(日)
※当イベントは、講師の都合により延期となり、12月3日(土)に開催いたします。
詳しくはこちら https://nagano.art.museum/event/publicproduction02_event6(10月27日更新)
「文読むスクリーン―《往復朗読》からつくる映像」は、《往復朗読》のいくつかの要素を取り出し、遊んでみるワークショップです。
《往復朗読》はアーティストの青柳菜摘と佐藤朋子によるプロジェクトで、一方が映像で〈朗読〉を投げかけ、一方がまた〈朗読〉で応答し、また一方が〈朗読〉で答える…、これを間断なく繰り返す「〈朗読〉のラリー」というシンプルな仕組みで成り立っています。
コロナ禍の2020年4月に始まったこのプロジェクトは、たったひとりで〈朗読〉を行うという極めてプライベートな行為を、SNS上で映像を介してリアルタイムで配信し、全世界のひとびとに共有しました。だれもがインターネットを通じて気軽に情報を共有できるようになった現在において、プライベート(私)とパブリック(公)の有り様を考え、その境界線上で自由に遊ぶような取り組みです。
今回のワークショップでは、《往復朗読》がもつ様々な要素を実践してみます。
⦿読んでみる…自分のために読んでみる。好きな文章を、そうでない文章を。他者の朗読を聞き、言葉の連なりを考えてみる。言葉のリズム遊びをしてみる。
⦿応えてみる…投げかけられた〈朗読〉に「応答する」、いわば手紙の返事を書くように、お返事の〈朗読〉を考えてみる。どんなものを、どこで、どんなふうに読む?
⦿映像に撮ってみる…「ひとり」で読むことをお返事として共有するため、映像に撮影してみる。どこで?どこから?どんな画角で?
手紙の返事が十人十色であるように、《往復朗読》における「応答の〈朗読〉」にも正解はありません。ことばや映像で遊び、投げかけに応え、共有する時間にぜひご参加ください。
■開催情報
日 時:1日目|2022年8月6日(土)10:00~11:30
2日目|2022年8月7日(日)13:30~15:30
※2日間にわたるワークショップです。
講 師:青柳菜摘(アーティスト)、佐藤朋子
会 場:長野県立美術館 本館3F レセプションルーム
参加費:無料
定 員:10名
申 込:要(応募多数の場合抽選)
参加申し込みは、こちら よりお願いします。
※応募フォームに必要事項をご記入の上、申込期間内にお申し込みください。
※ご応募いただいた方全員に抽選結果をメールでご連絡いたします。(7月26日頃予定)
抽選結果をもちまして、参加可否が確定しますのでご注意ください。
申込期間:6/30(木)9:00~7/24(日)17:00
応募方法:〇下記の「⦿参加条件」以下をご理解のうえご応募ください。
〇応募者が定員を超えた場合は抽選となります。
〇応募を完了する前に再度記載に不備がないかご確認ください。
注意事項:〇ご応募は1名1口とさせていただきます。
重複や同メールアドレス、同一人物でのご応募はすべて無効とさせていただきますのでご了承ください。
〇キャンセルの場合は、事前に電話(026-232-0052)でご連絡ください。
〇当日は時間に余裕をもっておこしください。
■アーティストプロフィール
青柳菜摘(あおやぎ・なつみ) https://www.datsuo.com/
1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観者がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。
2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に《TWO PRIVATE ROOMS-往復朗読》(オンライン・プロジェクト、2020–)、「『新しい成長』の提起:ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」(東京藝術大学大学美術館、2021)など。また書籍に小説「フジミ楼蜂」(『ことばと』vol. 3、書肆侃侃房、2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。プラクティショナー・コレクティヴであるコ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。