イベント

イベント情報

荒木優光対話集 オープン・ザ・ドア|公開収録 & 配信 in 長野「馬上の空論」

イベント

開催期間
2023年1月8日(日)

現在アートラボで開催中の「荒木優光 ダンスしないか?」の関連企画として、荒木による対話シリーズ「 オープン・ザ・ドア」の公開収録と配信を行います。

「オープン・ザ・ドア」は、ホストである荒木とゲストによる対話のシリーズです。対話する当事者のみならず、老若男女さまざまな人々の感覚と思考が開かれることを目的に対話を行い、最終的に対話集として出版を目指すものです。

本イベントでは、会場となる仮設のトークステーションにてゲストごとに設定されたテーマを元に対話を行い、ときに展示作品を起点としたりしなかったりと、三者三様で展開します。

当日は会場で見学していただくことはもちろんのこと、音声によるリアルタイム配信にてご視聴いただくこともできます。

ラジオから流れてくる音に耳を貸すように、リラックスした気分でお楽しみください。


【開催概要】
日時:2023年1月8日(日)12:30~16:30
会場:実地|長野県立美術館 本館1F 交流スペース
   オンライン|当館公式YouTubeチャンネルにてリアルタイム配信[※配信は終了いたしました]
   ※申込不要、実地参加の方は途中入退場自由

ホスト:荒木優光(アーティスト)
ゲスト:加納俊輔(アーティスト)
    小林耕平(アーティスト)
    茂原奈保子(当館学芸員)

助成:セゾン文化財団


⦿タイムテーブル

12:30~13:00 ガイダンス
13:00~14:00 荒木優光×茂原奈保子 「展示とはなんぞや?地域/文化とはなんぞや?」
14:00~15:00 荒木優光×加納俊輔 「景色とはなんぞや?見るとはなんぞや?」
15:00~16:00 荒木優光×小林耕平「モノとはなんぞや?重さ/軽さとはなんぞや?」
16:00~16:30 フリートーク


-

アーティストの荒木優光による、感覚・思考を開くための対話シリーズ「オープン・ザ・ドア」

人には、たくさんの穴がある。穴には、あらゆるものが出たり入ったりを繰り返しては、人体になんらかの影響を及ぼす。穴から入った匂いや味、景色や音、情報やウイルスは、人体で咀嚼され、時には感覚を開き、時にはクソとして出力されもする。そういった運動を我々は常に行なっているのだろうが、時おり、その穴におかしなものを入れ刺激を与える必要もあると考える。

口から声を出し、耳から声を入れることによる何気ない刺激。それが「オープン・ザ・ドア」である。

(荒木優光)

-


【ゲストプロフィール】


■加納俊輔(かのう・だいすけ) https://kanoshunsuke.info/

1983年大阪府生まれ。2010年京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科修了。現在京都在住。
写真(を撮る/を視る)を主なメディアとして扱い、イメージと物質の関係性についての考察を軸に、「視る」という体験をとらえ直す試みとして平面、立体、映像と多岐の表現形態で展開している。近年の展示に、「サンドウィッチの隙間」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2021)、「滝と関」(Maki Fine Arts、東京、2021)、「VOCA展2017」(上野の森美術館、東京、2017)、「これからの写真」(愛知県美術館、2014)、「第8回 shiseido art egg|ジェンガと噴水」(資生堂ギャラリー、東京、2014)など。また、上田良、迫鉄平とのユニット、THE COPY TRAVELERSとしても活動。


■小林耕平(こばやし・こうへい) http://anomalytokyo.com/artist/kohei-kobayashi/

1974年東京生まれ、埼玉県を拠点に活動。
非人称的でミニマルなモノクロ映像作品を起点として、2007年頃には、空間に配置するオブジェクトや日用品、自身が出演する映像等に表現を展開させ、同時にモノや事象の関係性やその認識についての世界観を問い直し、変革を与えるような取り組みを行っている。それは、映像を撮影者に委ねる姿勢、他者の思考に応答する手法、対話者と問答するデモンストレーションにも表れており、それらは、作家主体の認識や問いをもずらしつつ、思考の領域を拡張させる。
主な個展に「テレポーテーション」(黒部市美術館、2022)、「ゾ・ン・ビ・タ・ウ・ン」(ANOMALY、2019) 、「所蔵作品展 MOMAT コレクション」(国立近代美術館、2019)、「切断してみる。ー二人の耕平」(豊田市美術館、2017)、「あいちトリエンナーレ 2016 虹のキャラヴァンサライ」(2016)、「アーティストファイル 2015 隣の部屋」(国立新美術館、2015)などがある。

 

■茂原奈保子(しげはら・なおこ)

長野県立美術館学芸員。あいちトリエンナーレ2019アシスタント・キュレーター、アートスペースawai art center運営などを経て現職。長野県立美術館では、アートラボ2022 第Ⅲ期「荒木優光 ダンスしないか?」のほか、公開制作などを担当。


[来場時の注意点]
※新型コロナウイルス感染症予防のため、ご来場の際はマスク着用をお願いします。
※当日、37.5度以上の熱がある場合や、体調の優れない場合には、ご参加いただけません。
※新型コロナウイルス感染症等、諸般の事情により、中止または内容が変更となる場合があります。

※本プログラム開催のため、交流スペースでの映像作品上映は終日休止となります。

関連展覧会

企画展

アートラボ2022 第Ⅲ期 荒木優光 ダンスしないか? 詳しくはこちら
MENU