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展覧会情報

公開制作vol.3 蓮沼昌宏  制作、テーブル、道

オープンギャラリー

開催期間2023年10月14日(土)~ 2024年2月4日(日)

公開制作は、アーティストが一定期間美術館に滞在して作品を制作し、その制作過程や完成した作品をご覧いただくプログラムです。

vol.3となる今年度は、県内塩尻市を拠点に活動する蓮沼昌宏を招へいします。蓮沼は、自身の経験や発見から物語をつむぎだし、絵画や写真、手回しの動画装置キノーラによるアニメーションなど、多様な形態の作品を手掛けるアーティスト/写真家です。

今年でアーティストとしてのキャリアが20年目を迎える蓮沼は、継続的に多数の展覧会やプロジェクトに参加し、その都度特定の「テーマ」に沿った作品を制作・発表してきました。こうした背景のもと、彼は今回の公開制作を「制作そのもの」に向き合う期間とし、約3ヵ月にわたる制作期間はゴールを定めずにひたすら手を動かすことにしました。
この間蓮沼は、ほぼ1週間に1度のペースで美術館に滞在することを予定しています。様々な作品が生まれ、アーティストの滞在ごとに変化していく会場の様子をお楽しみください。

後半の展示期間は、こうした3ヵ月のあいだに制作された作品を用いて構成した展覧会をご覧いただきます。通常の作り方とは逆の順番で組み立てられることになる展覧会は、アーティストと美術館の双方にとって一種の実験的な試みとなります。美術館の展覧会はいかにして成立するのか。アーティストと作品、そして展覧会。これらの関係性についても考える機会になればと思います。

また、会期中に蓮沼に縁の深いゲストを招いて「制作」について思考を巡らすトークイベントの開催も予定しています。ぜひふるってご参加ください。


【公開制作スケジュール】
制作期間|2023年10月14日(土)~2024年1月9日(火)
展示期間|2024年1月11日(木)~2月4日(日)


【アーティストの滞在スケジュール】
⦿10 月14 日(土)、15 日(日)、26 日(木)、28 日(土)
 11 月10 日(金)、16 日(木)、17 日(金)、18 日(土)、19 日(日)
 12 月2 日(土)、3 日(日)、9 日(土)、10 日(日)、22 日(金)、23 日(土)、26 日(火)
 1月5日(金)、6日(土)、7日(日)、8日(月)


11月19日(日)、12月23日(土)は作家の制作中のスペースを開放します。どなたでも自由に出入りしていただけますので、ぜひご覧ください。


※諸般の事情により予定は変更となる場合があります



蓮沼昌宏(はすぬま・まさひろ)/アーティスト、写真家 www.hasunuma-masahiro.com

1981年東京都生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了(美術解剖学)。2016-17年文化庁新進芸術家海外研修員(ドイツ・フランクフルト)。
近年の活動に、2023年「BankART Under35 / Over35 2023」(BankART KAIKO、神奈川)、2022年「こわくて、たのしいスイスの絵本」(アサヒビール大山崎山荘美術館、京都)、2021年「特別的にできない、ファンタジー」(神戸アートビレッジセンター、兵庫)、「奥能登国際芸術祭2020+」(木ノ浦ビレッジ、石川)、2020年「物語の、準備に、備える。」(富山県美術館、富山)などがある。2022年に自作集『床が傾いていて、ボールがそこをひとりでにころころ転がって、階段に落ちて跳ねて、窓の隙間から外へポーンと飛び出てしまう。蓮沼昌宏』を刊行。現在、長野県を拠点に活動中。


開催情報

会期

2023年10月14日(土)~ 2024年2月4日(日)

休館日

水曜日、年末年始(12/27~1/3)

開館時間

9:00 ~ 17:00

観覧料

無料

会場

オープンギャラリー

主催

長野県、長野県立美術館

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