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映画「手でふれてみる世界」上映会&トーク(10月20日)

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開催期間
2024年10月20日(日)

「ふれる」とは何か――

イタリアのオメロ触覚美術館を創設した視覚障がいの老夫婦を中心に展開するドキュメンタリー映画「手でふれてみる世界」を上映します。
上映後、監督・岡野晃子氏と彫刻家・冨長敦也氏による「ふれる」をテーマにしたアフタートークをおこないます。(映画本編60分)

※本上映会は、ユニバーサル上映(日本語字幕、音声解説付き)となっております。見える人、見えにくい人、見えない人、聞こえない人、すべての人が同じ映画を観賞することができます。障がいのある方も、ぜひご参加ください。

※事前申込みは不要です。参加をご希望の方は、下記内容をご確認のうえ、会場へお越しください。



 
開催情報

日 時:2024年10月20日(日) 13:30~16:00頃(開場13:00)

登壇者:岡野晃子(映画監督・キュレーター)
    冨長敦也(彫刻家)
    青山由貴枝(長野県立美術館 学芸専門員)

会 場:長野県立美術館 本館地下1階 ホール

定 員:50名程度(申込不要、当日先着順)

※障がいのある方やサポートが必要な方、手話通訳や要約筆記を希望される方は、こちらより2週間前までにご連絡ください。
※諸般の事情により、イベント内容の変更または中止となる場合があります。



映画「手でふれてみる世界」について(公式ホームページより)

イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。

日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。


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