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[終了しました] 講演会「善光寺と東京藝術大学」開催!

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5月9日(土)、特別展「"いのり"のかたち‐信濃の仏像と国宝土偶「仮面の女神」「縄文のビーナス」‐」の開催に合わせ、当館講堂にて講演会が開催されました。東京藝術大学大学院・籔内佐斗司教授、同学保存修復彫刻研究室非常勤講師・益田芳樹氏にご登壇いただいた会場は満席となりました。

はじめに、籔内先生が仏像修復の概要を解説。善光寺白蓮坊に安置されている、先生の手になる「むじな地蔵」などについてもお話くださいました。
これに続き、益田先生が具体的な事例を元に、仏像修復について紹介され、写真を示しながらの詳細な解説に、皆さん熱心に耳を傾けていました。
さらに、籔内先生のご厚意でサイン会も開かれ、先生の著作をご購入の方々が列をつくり、大変にぎわいました。

ところで、講演の後に籔内先生が聴衆のひとりに声をかけました。汰佳(たいが)さん、小学6年生。昨年作ったという、紙粘土の十一面観音像をお持ちだったのです。3歳のときに仏像の世界に惹かれ、今も休みを利用して古寺巡りをしたり、仏像を作ったりしているそうです。本展でのお気に入りは、長谷寺の十一面観音菩薩立像と、小菅神社の馬頭観音菩薩坐像だと教えてくださいました。

本展では、信州の仏像や仏画、善光寺に伝わる宝物に加え、東京藝術大学保存修復彫刻研究室のご協力で、木造仏の製法を解説した模型も展示しています。
展覧会は5月31日(日)まで。会期もいよいよ後半となりました。この機会にぜひお運びください!

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