イベント

イベント情報

[終了しました] 「長野県立美術館」装いも名前も一新して2021年4月10日(土)開館 - 開館半年前イベントレポート

イベント

現在休館中の長野県信濃美術館は、2021年4月10日(土)長野県立美術館として、装いも名前も一新して開館いたします。
10月17日(土)に松本市 信毎メディアガーデンにて、開館半年前イベント開催しました。ご来場の皆さまありがとうございました。
新美術館コンセプトの発表や展覧会ラインナップ、建築家 宮崎浩氏をゲストに迎えての館長との対談、カフェメニューの試食など、新しい美術館がどんな美術館になるのか、ご来場の皆さまにも少しイメージを持っていただけたと思います。発表した内容をご紹介します。

 

「人と自然」をテーマとした ランドスケープ・ミュージアム

 

大自然に恵まれた長野県唯一の県立美術館として、自然的・歴史的景観と調和した「ランドスケープ・ミュージアム」を舞台に「人と自然」を基本テーマに収集・展示を行います。

絵画・彫刻のみならず、写真・ビデオ・アニメーションなど現代美術をも積極的に取り上げ、高度技術文明、情報社会下における人と自然の実り豊かな共存・共栄など今日的テーマについて、開かれた学びと話し合いの場を提供していきます。

ランドスケープ・ミュージアムを象徴する作品《霧の彫刻》(中谷芙二子)

 

美術館コンセプトの象徴的な作品として、世界的に活躍されているアーティスト・中谷芙二子氏に《霧の彫刻》の制作を委託しています。
新美術館と東山魁夷館の間の水盤周辺に設置された、自然現象を再現するかのような、世界的な美術家による霧を使った作品は、「ランドスケープ・ミュージアム」という基本コンセプトに合致し、自然との一体感をもたらすもので、周囲の環境の中のシンボル的な存在として多くの来館者の方たちにお楽しみいただきます。

2021年度 新県立美術館オープニング展覧会

 

長野県立美術館完成記念「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展~」
仏教を中心とした文化の伝来に焦点を当て、「文化財の保護・保存と展示・公開の在り方」についてをテーマに、スーパークローン文化財を紹介する展示を行います。
会期:4月10日 ~ 6月6日

 

建築展 - 宮崎浩とランドスケープ・ミュージアム/Mame Kurogouchi 展/映像展
新美術館の建築・制服にまつわる展示や、JAXAの衛星からの映像を紹介する映像展を同時に開催いたします。
会期:6月19日~8月15日

 

開館記念「森と水と生きる」
豊かな森や水に恵まれ、その風土の中で暮らす人々が地域毎に文化芸術を育んできた長野県の美術館がリニューアルするにあたり、自然と人間の共存の中で生み出されてきた、近代から現代までの絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどを紹介します。
会期:8月28日~11月3日

 

 

そのほか、新美術館1階の交流スペース「こみゅラボ」や2階のギャラリー「ふれラボ」に展示予定の「新美術館みんなのアートプロジェクト」委託制作、触れる美術作品・映像作品のご紹介や、制服デザイナー「Mame Kurogouchi」デザイナーの黒河内真衣子氏からのメッセージ、新たなコンセプトにて開店する、善光寺を一望できるレストラン・カフェについては、株式会社田園プラザ川場さまよりご紹介とともに、カフェメニューのアイスクリームをご来場の皆さまに試食していただきました。
また、会場に設置された展示パネルでは、一般の方から調査研究に従事される方まで、幅広い来館利用者が気軽に利用することが出来る空間「アート・ライブラリー」について、美術館を拠点に、アートから生まれるコミュニケーションを大切にしながら、人とアートのつなぎ手として自発的に活動していく「アート・コミュニケータ」について等々、ご紹介いたしました。

 

来場された皆さまからは、「コンセプトや内容がよく分かった」「開かれた美術館に期待します」「美術愛好家だけのための美術館ではなく、県民の皆様や訪れる人、みんなのための美術館になりそう」「オープンがとても楽しみになりました」などなど、うれしいお声をいただきました。

 

2021年4月10日のオープンに向けて、あと半年!開かれた美術館として、皆さまに愛されるように、スタッフ一丸となってがんばってまいります。

MENU