アート・コミュニケータ
2023年10月24日(火)
この猫が好き、この景色が好き、この色が好き…
そんな「好き」な気持ち(=「推したい!」)をもとに、「推し」アート作品を見つけて、鑑賞を楽しむイベント「推し絵て~アート作品をもっと楽しもう!~」を開催しました!
▼ACラボ「推し絵て」って何?
”美術鑑賞ってなんかわかんないし、難しそう”と感じている方でも、今日は“肩の力を抜いて”美術館を楽しんでもらいたい!とアート・コミュニケータ(AC)が企画しました。
①ひとりで「推し」を見つける時間(=ソロ鑑賞タイム)、②みんなで「推し」を伝え合う時間(=推しシェアタイム)、③みんなで「推し」を鑑賞する時間(=「推し」鑑賞タイム)の3つの要素で構成しています。
▼今日の「推し」ワークシート!
「推し」発見を助けてくれるワークシートです。
「この作品欲しい!」「気になる」「教えたい」とイメージをしながら、「推したい!」作品を見つけよう!
こちらのワークシート、長野県立美術館の魅力をいっぱい詰め込んだ楽しい1枚になっています♪
端っこに佇む「キリトリさん」からどんな景色が見えるかな…
▼全員集合!
各グループに分かれて、「推し絵て」プログラムスタートです!
▼「推し」を見つけに行こう!
参加者それぞれが「推し」を見つけにコレクション展示室へ。
みんなどんな「推し」を見つけてくるのでしょう…
▼みんなで「推し」を伝え合おう!
見つけた「推し」作品をグループ内でシェアします。
「この作品が好き!」という声に、すぐさま「あ!あそこの作品ね!」と応じる一幕もあり、お互いに気になる「推し」作品をイメージして、再度展示室へ…
▼みんなで「推し」を鑑賞しよう!
先ほど伝え合った「推し」作品をみんなで鑑賞します。
「この作品が好き!」「なぜ?」というやりとりから、お互いの鑑賞視点をおしゃべりしました。
「この作品、顔が笑ってないんだよ!」「目が二重…」「この作品、よく見るとここに紅葉が…」「この龍がとにかく格好いい!」などなど…それぞれの「推し」の声をきっかけに、どんどんと作品の中に入っていってしまいました。
▼終わりに
最後に参加してくださったみなさんから感想をもらいました。
「自分の好きな作品を他の人と共有できて楽しかった!」
「いろいろな人の話を聞き、じっくり作品をみることで世界が広がった。」
「自分が注目していなかった作品も、他の人の話を聞くことで新しい視点や解釈になった。」
作品を通して感じたことやその思いをストレートに表現してほしい!鑑賞に知識は必須ではない!みんなの鑑賞視点を伝え合いたいと感じていた私たちは、とても楽しい時間を過ごすことができました。ご参加いただいた皆さんはいかがだったでしょう?
私たちアート・コミュニケータは、人と人、人と作品、人と場所をつなぎ、様々な価値観を持つ多様な人々を結びつける‟つなぎ手”として長野県立美術館で活動しています。
また次回も、お楽しみに!
企画・執筆:アート・コミュニケータ 大井光世・日野南・池田真理子・碓井光・小山勝宏・中野純子・中村美枝子・西山一子・馬場澄子