傅抱石・傅益瑤 父娘展
コレクション展示室
開催期間2022年7月23日(土)~ 2022年9月11日(日)
傅益瑤《諏訪大社御柱祭》2009年、作家蔵
長野県とゆかりの深い現代中国画壇を代表する水墨画家・傅益瑤(ふえきよう)とその父で近代中国絵画の巨匠・傅抱石(ふほうせき)による初の父娘(おやこ)展を開催します。
二人はともに日本に留学し、中国伝統の水墨技法に日本画の技法を取り入れて、国やジャンルを超えた革新的な表現を展開し、中国画壇に確たる地位を築きました。本展では、戦前から戦後にかけて画風の変遷がたどれる傅抱石の水墨山水画と来日40年に及ぶ創作活動で描いてきた傅益瑤の筆による日本の祭りや寺院障壁画、芭蕉や一茶の俳句から創意した近作を中心に、日本と中国の画境を共有し、新たな地平を切り開いた二人の優品をご紹介します。