[アーカイブ] 信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり
その他
開催期間2017年9月16日(土)~ 2017年9月30日(土)
【第一部◉建築 信濃美術館と林昌二】
長野県信濃美術館は、高度経済成長期のオフィスビル設計をとおして、日本の街づくりに大きな業績を残した株式会社日建設計の建築家・林昌二氏(1928-2011)による建築です。
現存数が少なくなった林設計の「HPシェル(双曲放物面シェル)構造」の美しい曲面の組み合わせによる特徴的な外観は、その後の増改築を経て、今日まで時代のモダニズム精神を伝えています。
第一部では、「構造」と「テクスチャー(質感)」の2つのテーマに焦点をあてながら、建築の側面から信濃美術館を振り返ります。
【第二部◉コレクション 私の、この一点】
長野県信濃美術館のコレクションから、みなさまが見たい作品を、館内ロビーと当館HPで募集しています(平成29年6月末までの予定)。第二部ではコレクションの名品を、お寄せいただいたコメントとともに展示します。
【第三部◉7人の若手作家】
信州は古くから、多くの芸術家を輩出してきました。現代でも数多くの美術作家たちが国内外で活躍しています。この展示では、新しい美術館へ向けて、信州の美術のこれからを担う若手作家を、絵画、写真、彫刻、陶芸、インスタレーションなど、様々なジャンルの作品からご紹介します。
展示作家:上田暁子(絵画)、北村佳奈(絵画)、倉石太次郎(絵画)、篠田優(写真)、下平千夏(インスタレーション)、坪内真弓(陶芸)、新村優子(彫刻)
協力=株式会社 日建設計、信州大学工学部建築学科 寺内研究室