2024年度長野県立美術館移動展 in 飯山 丘にそって、河にそって
移動展
開催期間2024年9月28日(土)~ 2024年10月13日(日)
長野県立美術館の前身・長野県信濃美術館では1966(昭和41)年開館以来、郷土にゆかりのある美術家たちの作品と、美しい信州の自然を描いた風景画を中心に収集・公開してきました。2021(令和3)年に新築オープンを迎えた当館では、旧・信濃美術館のコレクションを受け継ぎつつ、「長野県にゆかりの作家」「自然と人間」等、新たに4つのコレクション・ポリシー(収集方針)を設け、更なる充実を目指しています。
そのコレクションをより多くの方にご覧いただくために1979(昭和54)年から県内各地で開催している「移動展」。「2019年度長野県信濃美術館移動展 館蔵コレクション 旅行者たちの記録」以来、5年ぶりに飯山市美術館を会場に開催する本展では、飯山で晩年を過ごした歌人・童話作家の土田耕平による詩「飯山」(土田きみ子 編『土田耕平遺稿』、古今書院、1942年、第2巻所収)を手掛かりに県立美術館の所蔵品約30点をご紹介します。
武田雲室、長谷川青澄、浦野吉人ら飯山ゆかりの作家から池田満寿夫や草間彌生といった信州を代表する作家、更には新築オープン以降、新たにコレクションに加わった小山利枝子《胎動》(2008)、根岸芳郎《16-5-14》(2016)、小松美羽《灯し続け、歩き続け》(2016)、榊原澄人《飯縄縁日》(2021)まで、油彩、水彩、日本画、漆絵、ブロンズ、版画、写真、アニメーションと幅広いジャンルを横断。加えて、飯山市美術館コレクションから佐藤武造《アイラ・サンダム》(1920)と《秋果》(1967頃)を特別出品します。