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ACのつぶやき 「ACラボ ひらけ!とびだす絵本」

アート・コミュニケータ

2025年8月9日(土)

美術館の絵本や、アートライブラリーにもっともっと親しんで欲しいというアート・コミュニケータ(以下AC)達が、“美術館ならではの絵本”を皆さんと楽しんでみたいと考え、「とびだす絵本」のよみきかせにチャレンジすることにしました。

ところが、いざ読もうとすると一般的な絵本とは異なり、立体的で様々なしかけのある絵本をどうやって読んだら皆さんに楽しんでもらえるか?という壁に突き当たりました。知恵を出し合い、アートライブラリーで練習を重ね、ようやく「とびだす絵本」をみんなで楽しめる方法をつくり上げました。

ACラボ当日は、午前、午後合わせて45名というたいへん多くの方にお越しいただきました。あっと驚くしかけや、絵本に浮かび上がる影と動きの美しさに引き込まれ、身を乗り出したり、のぞき込んだりしながら絵本を楽しむ姿がとても印象的でした。

3冊の絵本のよみきかせのあとは、司書さんからとびだす絵本の取り扱い方を教わり、フリータイムへ。色とりどりのとびだす絵本が机いっぱいに並べられ、一人ひとり自由に手に取りお気にいりの絵本をゆっくり読んでいただくことができました。

ACラボの最後は「とびだす絵本」にちなみ、とびだすカード作り!大人も子どももカード作りに夢中になり、皆さんの笑顔が満ち溢れ楽しいひとときになりました。

ACラボに参加された方々からは、「いろんな本に出会えて楽しかった」「まだまだ見てみたい本があるのでまた来たい」、「とびだす絵本は子どもが破らないよう気を使うけれど、スタッフの方がついてくれたので良かった」「美術館で絵本のよみきかせという体験がとても新鮮。」などのご意見をいただきました。

みなさんどうもありがとうございました♪

美術館ならではの素敵な本との出会いが楽しめるアートライブラリー。入るとすぐに、絵本コーナーと大きなまんまるソファーがお出迎えしてくれるほっこり落ち着く癒しの空間です。美術館にお越しの際は、ぜひ、アートライブラリーに立ち寄ってみてはいかがですか。




[読み聞かせで読んだ絵本]

『ふしぎなあかいはこ』(文:ソフィー・ストラディ、絵:ジャニック・コート、紙工作:ベルナール・デュイジット、訳:おがわ やすこ/大日本絵画/2015)
『まほうつかいのノナばあさん』(作:トミー・デ・パオラ、紙工作:ロバート・サブダマシュー・ラインハート、訳:さくらい えりこ/大日本絵画/2009年)
『旅する風』(作:新宮晋/BL出版/2017年)

執筆:福井真由美(長野県立美術館AC)
参加AC:宮坂美和子、小林千穂、島田典子、角田圭子、大内史子、丸田のりこ、越絢乃、滝澤由紀子、北澤はるな


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